東京の井戸

ディープな読書案内と、慶應通信tips。

冤罪について考えるときに読む本4選

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こんにちは。東京のひとです。

「冤罪」という言葉を、自分に関係あるものとして意識したことがある人は少ないのではないでしょうか。

普通に生きている市民にとって、犯罪とはどこか遠くの、自分とは無関係な世界で起こるできごとです。私もそういう平和な感覚でこれまで生きてきました。

しかしこれから紹介する4冊を読んで、私の認識は完全にひっくり返されました。

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『転職と副業のかけ算』は自分でキャリアをデザインする設計図

motoさん著『転職と副業のかけ算』のレビュー記事のアイキャッチ画像

こんにちは。東京のひとです。

7月31日に、Kindle版『転職と副業のかけ算』が発売されました(紙媒体は8月9日の発売です)。

以前から著者のmotoさんをフォローしており、キャリアについての発信を追っていたのですが、

今回の書籍はまさにmotoさんのキャリア観の集大成というべき名著だったので紹介します。

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『暗号通貨の経済学』は仮想通貨に興味がある人が”いの一番”に読むべき本

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こんばんは。東京のひとです。

2017年に大規模なバブル相場となり、2018年に暴落したビットコインですが、

今年(2019年)に入ってまた急騰を見せています。

先日には1ビットコインが150万円以上で取引される場面もありました。

しかし、そもそもネット上の「数字」にすぎないビットコインなどの仮想通貨*1が大金で買われているとはどういうことなのでしょうか。

仮想通貨(暗号通貨)はなぜ、革新的な技術と言われているのでしょうか。

仮想通貨で社会はどう変わるのでしょうか。

今日はそんな疑問に過不足なく答えてくれる良著『暗号通貨の経済学』(小島寛之著)を見つけたので、レビューします。

 

  • 暗号通貨は管理者のいない通貨
    • 誰も管理していないのに信用されるビットコイン
    • 管理者がいなければ、景気を制御できない
  • 仮想通貨の普及で社会はどう変わるのか
  • おわりに

 

*1:本書では「暗号通貨」とされていますが、この記事ではより一般的な「仮想通貨」の呼称を使います。

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問いがなければ解決はない|『イシューからはじめよ』書評

こんにちは。東京のひとです。

仕事がうまくいかない。時間と労力は投下しているのに、前に進んでいる気がしない。

やらなければならない問題はわかっているはずなのに、正しいアプローチがわからなかったり、努力しても解決に近づいている実感がない。

今日は、そんな人に贈りたい珠玉の一冊を紹介します。

安宅和人氏の『イシューからはじめよ』です。

 

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「想起」が最強の学習法である理由|『使える脳の鍛え方』書評

『使える脳の鍛え方』書評

こんにちは、東京のひとです。

学生であってもなくても、日々は学びの連続です。

学びを「新しい知識を取り入れ、それを現実に適用すること」と定義するなら、

自動車の運転も、地下鉄の路線図も、取引先でのマナーも、

私たちが日々悩んでいることの大半は「いかに早く、正確に学ぶか」ということになるのではないでしょうか。

今日は、そんな「効率の良い学習法」に関して興味深い本があったので紹介します。

 

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『知的生産の技術』を読んだ。勉強こそ「方法」が大事

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こんにちは、東京のひとです。

今日は梅棹忠夫『知的生産の技術』を読みました。

第94刷を数えるベストセラーである同書は、1969年の刊行でありながら、現在でもなお色褪せない「考える方法」を与えてくれる良著でした。

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『動画2.0』を読んだ。活字の未来は暗い?

動画2.0の書評

明石ガクト『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』を読みました。

これから動画中心のメディアに移行していく中で、活字は廃れていくのか。そんなことを考えました。

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『ヒトラーの経済政策』感想

ヒトラーの経済政策の感想

こんばんは。東京のひとです。

今日は武田知弘『ヒトラーの経済政策』を読みました。

ヒトラーはホロコーストに代表される残虐な政策ばかりが有名で、世界恐慌にあえぐドイツをいち早く復興させ、経済的にめざましい成果をあげたことはあまり知られていません。

本書はあえてヒトラーの経済政策にのみ焦点を絞り、その功罪を公平な視点で分析した良書です。

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三秋縋『スターティング・オーヴァー』感想

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こんにちは。東京のひとです。

三秋縋は、私が最も好きな作家のひとりです。彼が「げんふうけい」という名義でWeb上に小説をあげていた頃から、いつも更新を楽しみにしていました。

今日は、三秋縋の処女作『スターティング・オーヴァー』を紹介します。

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人生に即戦力!『まんがで読破』で即席の教養を身につけるオススメ3冊

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こんにちは、東京のひとです。

突然ですが教養、ありますか?

最近電車でこんな本を目にしました。きっと流行っているんでしょうね。教養。

 

教養の最たるものが古典です。今日は

教養をつけたい。時間はない。

という方に、最速で古典に触れる方法をご紹介します。

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『沈黙のWEBライティング』を読み、SEOに配慮したブログ記事は読者の求めるものを与える記事だと気づいた

沈黙のWEBライティングの書評

ブログを始めたその日、書きたいことはあるのにどうやって書いたら良いのかわからない…

そんな思いで読み始めたのが『沈黙のWEBライティング -WEBマーケッター ボーンの激闘』でした。

今回は私が学んだ「ライティングの極意」を少しだけ紹介します。

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