こんにちは。東京のひとです。
私は慶應通信で学んでいるのですが、地味に嬉しいのが学割の制度。
2018年の春に入学してからほぼ2年、学割を使い倒してみたので一挙に紹介したいと思います。
学割を使うのに必要なものは?
学割とは、平たく言ってしまえば「大学で学ぶ学生さんを応援しますよ!」「学生の間割引で応援するから社会に出てからもよろしくね」という制度。
ですから学割を使うには、最低限学生であることの証明が必要になります。
学生であることの証明には
- 学生証など学校の発行する在学証明書をアップロードする
- ISICなど国際学生証をアップロードする
- UNiDAYSなど学生の身分を証明してくれる機関に登録する(慶應通信は不可)
- 学校の発行するメールアドレスを利用する(慶應通信は不可)
- 自己申告する
といった方法があります。
通学課程(普通の大学生)であればたいてい全ての方法が使えますが、通信制の大学の場合は一部対応していないことがあります。
2018年末の時点で、慶應通信はUNiDAYS非対応でしたし、国際学生証の発行サービスもありません。
例えば音楽ストリーミングサービスを選ぶときに、どちらも学割があると思ってSpotifyではなくApple Musicを選択すると、学割の認証がUNiDAYSで使えない…といったことがありますので注意が必要です。
また、慶應通信では学校発行のメールアドレスは使用できません。ですから、学校発行メールアドレスで認証を行うサービスは利用できないことがあります。
ショッピング
パソコン・タブレット・スマートフォン
Apple 学生・教職員向けストア
Appleの学生・教職員向けストアでは、MacやiPadを割安で購入できます。
例えば12インチMacbookの最安モデルでは、通常142,800円のところ136,800円で購入できます。
条件は
- 大学・専門学校・高等専門学校の学生、これらに入学許可を得て進学が決定した者、大学受験予備校の在籍者、これらの父母の代理購入、PTA役員として選出された者
- 年間(4月1日から3月31日まで)デスクトップ・ラップトップ・Mac miniは1台まで、iPadは2台まで、ソフトウェアは各タイトル2本まで
- 1年間は利益を上乗せした転売不可
- 身分確認はケースバイケース。オンラインストアではメールで確認がきたり、店舗では学生証などの提示を求められることも
といったところです。
「新学期を始めよう」キャンペーン - 学生割引 - 教育 - Apple(日本)
Surface 学割
Surface学割プログラムはApple storeのようにSurfaceを安く購入できるプログラムです。ただしAppleとは違い、正規料金で購入した後でキャッシュバックされる形であることに注意する必要があります。
条件は
- 幼稚園・小中学校・高等学校・高等教育機関(大学・専門学校・大学院)に在籍する者やその親
- 正規料金で購入後、申し込み用紙をダウンロードし、必要事項を記入するとキャッシュバック額が指定の口座に振り込まれる
- このとき、購入したシリアル番号・レシートや領収書・学生証などの身分証明書が必要
といったところ。
指定のサイトで購入すれば自動的に割り引かれるAppleよりも面倒ですが、幼稚園・小中学校・高校の生徒や親まで対応だったり、気持ち割引額が多かったりと、Appleより条件は良さそう。
Amazon Prime Student
個人的に学割の大本命だと思っているのがAmazonのPrime Student。
Prime Studentに含まれる代表的な特典は以下の通りです。
- 本を購入するとき、3冊以上まとめ買いでクーポンコード「STUBOOK」を入力すると10%割引される
- Amazonでの購入にお急ぎ便とお届け日時指定便が無料で使い放題
- cloud driveでスマホの写真を容量無制限でバックアップ
- 100万曲以上聴き放題のPrime Musicが使える(無料期間はなし)
- 映画やドラマが見放題のPrime Videoが使える(無料期間はなし)
つまり特典はAmazon Primeとほとんど同じ。しかしAmazon Primeが月400円(または年3900円)なのに、Prime Studentは月200円(または年1900円)と半額。
しかも今なら6ヶ月無料なので、Amazon Primeの特典をほとんどタダで使えます。
私は年間100冊弱本を読むので、本の10%還元が一番嬉しいところ。
通信制の大学は教科書を自分で購入する科目も多いので助かりますね。
音楽ストリーミング
Apple Music → 学割は使えない(慶應通信)
結論からいうと、学割はあるのですが慶應通信では使えませんでした(他の通信制大学が使えるかは不明です)。
Apple Musicは学生の身分の確認にUNiDAYSという認証機関を使っているのですが、まだまだ日本では馴染みの薄い機関なので慶應通信が対応していなかったんですね。
Spotify → 使える
慶應通信ではSpotifyの学割が使えました(他の通信制大学が使えるかは不明です) 。
Spotifyは認証をSheerIDという認証機関に委託しているのですが、そこでの認証は
- 大学名を入力→学生証の写真を送信
という流れなんですね。
慶應通信の学生証も、通学課程と同じように通りました。
【20年1月23日追記】Amazon Music Unlimited → 使える
あまり馴染みのない「Amazon Music Unlimited」ですが、洋楽が一番豊富と聞き学生プランの無料体験に登録してみました。
勉強の時の作業用BGMとして洋楽を聴く機会は多い(日本の歌だと気が散ってしまう)ので、良かったら継続しようと思います。
無料体験を終えて学割の登録を行うときは、最初に慶應義塾のHPに飛ばされIDで認証するよう促されますが、
慶應通信生はKeio IDがないので以下のAmazonの画面(Keio ID認証を拒否すると飛べます)から学生証をアップロードしましょう。試験の受験票や成績通知書でも良いみたいです。
なお、Prime Studentとは別のサービスのようです。
カーシェア
カーシェアとは、「タイムズ」や「三井のリパーク」といった駐車場に停めてある車をレンタカーのように利用できる会員制のサービス。
レンタカーと比べて、
- 月額がかかる会員制であること
- 給油や洗車を借りる人が行う(料金は会社が支払ってくれます)ので一般にレンタカーより安いこと
といった特徴があります。以下の2大カーシェアサービスでは、通信制大学生も対象にした学割を実施しているので紹介します。
カレコ・カーシェアリングクラブ
「三井のリパーク」に停めてある車をシェアできる「カレコ・カーシェアリングクラブ」では
- 学生証などを提示すること
- 申込日に24歳以下であること
の条件を満たせば月会費(980円)が4年間無料になる学割を実施しています。
タイムズカーシェア
「タイムズ」に停めてある車をシェアできる「タイムズカーシェア」では月会費(880円)が4年間無料になる「学生プラン」を提供中。
カレコと違い、年齢制限はないようです。
オリックスカーシェア
「オリックスカーシェア」では月額基本料(840円)が5年間無料になる「学生プラン」を提供しています。こちらも年齢制限はないようです。
ソフトウェア
Microsoft Office
WordやExcelなどMicrosoft Officeは、通信制大学でもレポート提出などでなくてはならない存在です。
通信制大学は学校教育法上の「大学」なので、公式の対象教育機関一覧に書いてある通り、学生向けOfficeを購入することができます。
Prime Studentに登録したAmazonアカウントから以下の学生向けOfficeを購入することで学割価格の適用を受けられます。まずPrime Studentの登録が必要なのに注意してください。
ただし、このライセンスは永続ライセンスで3万円の価格設定なので「あと1年で卒業できそう!」という方にはオススメできません。
また、商用利用不可なので「Officeは仕事で使うからもともと買っている」という方はこちらにスイッチすることはできません。
JetbrainsのIDE
プログラミングをやる人ならものすごく嬉しいのがJetbrainsのIDE(統合開発環境)が無料で使えることだと思います。
こちらが学割の詳細ページですが、英語でよくわからないので適当にAPPLYページ(学割申請ページ)に進みました。
大学のメールアドレス入力を求められ、一瞬ダメかと思ったのですが、よく見ると上に「OFFICIAL DOCUMENT」の文字があります。
ここから学生証をアップロードすると2週間ほどで
Congratulations! You are now entitled to use JetBrains Educational Pack for free.
という嬉しいメールが届きました。
あとはマイページからライセンスキーをコピーすればRubyMineでもPyCharmでもIntelliJ IDEA Ultimateでも無料で使い放題です。
買うと1つ2万円くらいしますから、これは嬉しいですね。
おわりに
とりあえず私が現時点で使っている学割を列挙してみました。
他にもAdobe Creative Cloudなど、気になっている学割はあるので試してみてまた追記していきますね。
みなさんよい学割ライフを!