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【慶應通信】夏期・夜間・週末・Eスク…6種類のスクーリングの特徴と注意点、スケジュールまとめ

こんにちは、東京のひとです。

慶應通信では、およそ7割の人が関東圏以外の場所から通学しています。

しかし慶應通信の卒業にはスクーリングで30単位*1の取得が必要なので、多くの人にとって卒業までに最も高いハードルになっています。

一方でスクーリングは通信生が教員から直接教わることができる数少ない機会であり、

テキストでの自習より学習が容易なのも事実です。

今日は、そんなスクーリングの種類や注意点、所要単位について網羅的に解説します。

 

 

スクーリングは全6種類!特徴と注意点を解説

慶應通信にはスクーリングが全部で6種類あります。それぞれの特徴と注意点を解説しますね。

スクーリングの王道!最多開講の夏期スクーリング

海辺の朝日の写真

まずは夏期スクーリング(夏スク)からです。

夏スクは3期に分かれており、1期あたり午前の部(1限と2限)*2・午後の部(3限と4限)*3の最大2科目受けられるので、

期間中最大で6科目12単位受けることができます。

2019年の時間割はこんな感じです。

  日時 場所
第1期 8月5日(月)〜10日(土) 日吉キャンパス
第2期 8月12日(月)〜17日(土) 日吉キャンパス
第3期 8月19日(月)〜24日(土) 三田キャンパス

夏に行われる「体育スクーリング」と「実験スクーリング」って何?!

さて、夏には厳密には夏期スクーリングの他に2種類のスクーリングも開講されています。

体育スクーリング実験スクーリングです。

どちらも卒業に必須ではないのですが、簡単に説明しておきますね。

体育スクーリングとは?

紙パック飲料を持ってトレーニングする人

体育スクーリングとは、文字通り体育のクラスです。

夏スクの第1期のみ、夏スクの午前の部(1限と2限)にあたる時間*4に行われます。

体育スクーリングには「スポーツクラス」と「スポーツセミナー」があり、

「スポーツクラス」は1単位認定で5000円、「スポーツセミナー」は2単位認定で10000円です。単位は「保健体育科目」に算入されます。

2018年度は以下のような科目があったようです。

  1. ゴルフ(ゴルフのみスポーツクラス、他はスポーツセミナー)
  2. 水泳
  3. 卓球
  4. フィットネス
  5. ピラティス
  6. テニス
  7. 太極拳

施設の関係上20名から30名の定員があり、毎年かなり抽選が厳しいと聞きます。

ただ、学友を作る貴重な機会でもあるので、

余裕があればぜひチャレンジしてみたいですね。

実験スクーリングとは?

実験器具が並んだ清潔な実験室の写真

実験スクーリングは、かなり特殊なスクーリングです。

実験スクはテキスト科目「化学」「物理学」「生物学」を取る人向けのスクーリングで、

文字通り実験の実技を行います。

夏スクの第1期と第2期に開講され、1つの授業あたり1単位で、2単位取らないと単位が認められません

自然科学3科目は実験スクを受けないとテキスト科目の単位も認められない、などかなり複雑なので

履修の際は事前の確認をオススメします。

「テキスト科目受けてみたけど実験行けないから単位がもらえなかった…」ということになりかねないので。

 

夏スクはスクーリングの本命!最多の開講科目

さて、ここからは夏スクに話を戻しますね。

夏スクの特徴は何と言っても科目数の多さです。

2018年は3期あわせて200科目弱開講されていました。

さらに6日間で集中して講義を行うので、記憶も残りやすく、

体感では夜スクよりも単位を取りやすいと思いました。

難関のテキスト科目など、夏スクを受けてからテキスト科目に取りかかるとダブルで合格でき、かなり美味しいのではないかと思います。

夏スクの注意:まとまった休みが必要

さて、そんな夏スクの注意点としてはやはり「6日間の連続した休みが必要」なことでしょう。

お盆など比較的休みやすい時期だとはいえ、社会人にとってハードルが高いのは事実。

去年の夏スクでは「6日間午前だけ休ませてもらう」「旅行に行ったことにする」など、みなさんかなり苦労されてるようでした。

勤め先の事情によっては慶應通信に通っていることを上司に相談するなどして、

支援を得られないか検討してみる必要があるかもしれませんね。

夏スクの注意:第Ⅲ回のレポート提出期限が間近

さて、意外と忘れやすいのが第Ⅲ回科目試験のレポート締め切り

2019年は9月2日が締め切りなので、夏スク最終日から9日しかありません

第Ⅲ回科目試験を受けるためには、前々からレポートを提出しておく必要がありますね。

筆者は去年夏スク最終日から4本レポートを仕上げるはめになり、何とか仕上げたのですが体調を崩してしまいました。

慶應通信ではあらゆる場面で「逆算して計画」することが求められるので、

早めに慣れておきたいところですね。

 

仕事の後に勉強!12週間の「夜間スクーリング」

薄暗いテーブルに置かれた照明器具

夏スクが終わった後、秋にあるのが「夜間スクーリング(夜スク)」と「週末スクーリング」です。

夜スクは毎週決まった曜日に1コマ、12週間かけて授業を行うスクーリングで、

2018年の実績では時間は18:20〜20:05となっています。

夜スクは開講科目も多め

夜スクは週末スクーリングに比べて開講科目は多めです。

2018年の科目数の実績は以下のようになっています。

  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
総合教育  10  7  7  7  3
文学部専門  3  7  8  4  6
経済学部専門  5  8  10  4  5
法学部専門  7  9  6  4

最低でも曜日あたり3科目はありますね。


夜スクの注意:長期戦を覚悟、途中で科目試験も

夜スクは1日1コマを12コマ受講して単位となるので、1日の負担は少ないのですが、

その代わり9月末から12月後半まで、3ヶ月の長期戦となります。

そして途中には10月中旬の第Ⅲ回科目試験11月下旬の第Ⅳ回レポート締め切りがありますので

「平日は慶應通信に多くても1時間くらいしか割けない」というような、時間に余裕がない状況であれば

無理に受けない方が良いかもしれません。

卒業所要単位は圧倒的にテキスト科目の方が多いので。

また、大部分が東京(三田キャンパス)*5しか開講されないので、

三田キャンパスに毎週通えない場合はそもそも選択肢に入ってこないことになります。

週末に集中して受講!3週間の「週末スクーリング」

夜スクと同時期に開講されるのが、3週間にわたって週末に開講される「週末スクーリング(週末スク)」です。

土曜の午後と日曜の午前で2コマずつ計4コマを、9月下旬から10月上旬の3週間で集中的に学びます。

週末スクの注意:開講科目少なめ

ただ、週末スクは開講科目が少ないです。

2018年には全て合わせても22科目でしたので、特に取りたいスクーリングがある場合は運になります。

一応必修になっている英語はリーディングもライティングも開講されているので、

どうしても夜間スクーリングに出られない人の最後の砦という感じでしょうか。

とはいえ、選択肢が多いのは助かりますね。

10月の科目試験の前に終わるスケジュールなので、夜スクよりはテキスト科目への負担が少ないです。

週末スクの注意:最大1科目しか取れない

週末スクは夜間スクと違い、土日で集中的に学んでいくので最大で1科目しか取れません

ですので現実的には週末スクだけで卒業単位を充足することは不可能です。

 

ネットで学ぶ新しい授業形態「Eスクーリング」

パソコンに見入る男性

Eスクーリング(Eスク)はインターネットで授業を受けられる新しい形態です。

開講期間は春で、だいたい2月に履修申告、4月に受講のペースですね。

Eスクの単位は最大10単位までスクーリング単位に振り替えることができます。

逆に言うと10単位を超えて履修しても卒業単位に算入されないので注意です。

まだまだ開講科目が少ないEスクーリング。今後に期待

Eスクーリングの開講科目は2018年度で23科目*6です。

総合教育科目は3科目しか開講されておらず、文学部2類は1科目しか開講されていないなど、まだまだ決して数は多くはありません。

夏や夜間のスクーリングを録画した授業も多いので、今後増えていくのではないでしょうか。

Eスクの注意:科目試験を圧迫してしまう

Eスクは4月から視聴が開始され、6月上旬までに視聴を完了、

1回か2回のレポート提出を経て、7月の第Ⅰ回科目試験でEスクの試験を受けて単位取得となります。

ですから、Eスクを取るとその分第Ⅰ回科目試験はテキスト科目の試験を受けられなくなります。

Eスクの試験がどの群にあるかは2月の履修申告の段階でわかるので、

テキスト科目の履修計画をみて、試験を受けられないことがないようにやりくりしましょう。

語学をみっちり学びたいなら放送授業

大きいグレーのラジオ

さて、実はEスクには必修になっている英語リーディングやライティングの開講がありません

その代わり語学には放送英語・放送ドイツ語・放送フランス語の3つの放送授業が設定されています。

放送授業とは、Eスクと同じく2月中に履修申告、4月に授業が開始し、翌年の1月末に終了するという長丁場の授業形態です。

1回のレポートと2回の科目試験の受験で単位が取得できます。科目試験は第Ⅲ科目試験と第Ⅰ回科目試験と決まっています。レポートは第Ⅲ回科目試験が終わった後の10月末です。

放送授業の注意:科目試験を2回分圧迫

放送授業もEスクと同じく2月の履修申告の段階で科目群が指定されているので、

自分のテキスト科目と一緒に履修計画を練る必要があります。

 

慶應通信の学びの最高峰!通年スクーリング

さて、通常のスクーリングは以上で終わりなのですが、

慶應通信にはもう一つ、「卒業要件を充足しそうな人が、卒業前の1年間、通学課程の授業を受けて24単位修得する」という通年スクーリングの制度があります。

通年スクーリングに参加するには以下の要件を満たす必要があります。

  1. 専攻分野の書類審査と面接試問に合格(前年度12月)
  2. 通年スクの出席年度内に卒業所要単位を充足し、卒業論文を提出し、総合面接試問(卒業試験)を受ける
  3. 通学課程の授業料の半額と諸経費を別に支払う

まさに、慶應通信の最難関と言える「スクーリング」ですね。

 

2019年度慶應通信スケジュールまとめ 

マンスリーの手帳が開かれて置かれている様子

では最後に、これまでに見てきた5つのスクーリングについて、2019年のスケジュールをまとめておきます。

…と思ったのですが、スクーリングだけまとめてもなんだか見にくいので全体的にスケジュールをまとめますね。

  日付とイベント
4月

6日-7日 第Ⅰ回科目試験

11日 Eスク取り消し(返金あり)期限
15日 Eスクーリング・放送授業視聴開始
20日 夏スク申し込み開始

28日 入学式・入学オリエンテーション(東京)

 

5月

11日 入学オリエンテーション(東京以外)

27日 第Ⅱ回科目試験レポート締切

6月

 

7月

6日-7日 第Ⅱ回科目試験 

8月

4日 卒業オリエンテーション・ガイダンス

5日-10日 夏スク第1期
12日-17日 夏スク第2期
19日-24日 夏スク第3期

9月

2日 第Ⅲ回科目試験レポート締切

21日 週末スクーリング開始
23日 夜間スクーリング開始

10月

6日 週末スク終了 

12日-13日 第Ⅲ回科目試験

11月

25日 第Ⅳ回科目試験レポート締切

12月

24日 夜間スク終了

2020年1月

18日-19日 第Ⅳ回科目試験 

2月

上旬 20年度Eスク・放送授業履修申告 

3月

23日 卒業式 

 

おわりに

以上、6種類のスクーリングの特徴と注意点、スケジュールまとめでした。

慶應通信は毎年はじめにテキストが配本され、独りで黙々と勉強するというイメージがあります。

そんな慶應通信のなかで、スクーリングは数少ない「直接学ぶ」機会。

スクーリングの種類によっては、友人ができたり、ディスカッションしたりといった学習も取り入れられているので、

ぜひ自分にあったスクーリングを見つけて、様々な学びを楽しんでみてください。

私が受けたスクーリングについては感想などを投稿していくつもりなので、こちらもチェックしてみてくださいね。

慶應通信向けのブログ記事まとめ - 東京の井戸

*1:Eスクで最大10単位振り返ることができるので、通う必要があるのは最低20単位分

*2:夏スク午前の部は、2018年度実績で1限が8:45〜10:30、2限が10:45〜12:30でした

*3:夏スク午後の部は、2018年度実績で3限が13:30〜15:15、4限が15:30〜17:15でした

*4:2018年度実績では「スポーツセミナー」が8:45〜12:30、「スポーツクラス」が9:00〜12:00。

*5:一部科目は夜間(大阪)スクーリングとして大阪シティキャンパスに同時中継されます

*6:他学部共通開講の重複を除くと12科目

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