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【西洋哲学史】レポート1発合格の参考文献と学習法を公開

 

寄稿記事

この記事は寄稿記事です。ゆいさんのブログはこちら

こんにちは、ゆいです。

 

西洋哲学史1は古代・中世の哲学的な思考法や哲学史上の知識を習得するための科目です。

 

レポート課題は、単に思想や概念を説明するのではなく、自分で選択したテーマについて論じるので難しく感じるかもしれません。でも、大丈夫です。今回は1発で合格した参考文献と学習方法を紹介します!

 

 

 

 

   

この参考文献を活用しよう!

西洋哲学史1のレポートでは複数の著作から1冊を選択します。それを精読した上で自分が最も関心あるテーマについて論じます。
 

著作権上詳細は書けませんが、私はプラトンを選択しました。邦訳されているとはいえ著作は対話形式なので、通読するだけでも心が折れました。テキストは文章が難解で何度も読まなければ理解出来ませんでした。

 
そんな時、救世主となったのがこの2冊です。
 
参考文献1

内山勝利・中川純男著

『西洋哲学史古代・中世ーフィロソフィアの源流と伝統』ミネルヴァ 1996年

 

哲学者の思想と概念が分かりやすく説明されています。哲学の予備知識なしでも深く理解出来ます。

 

参考文献2

内山勝利・中川純男著

『哲学の歴史』第1巻(古代1)第2巻(古代2)中央公論新社2007ー2008

 

哲学者の生きた時代が映像を見るようにいきいきと描かれています。遠い存在だった哲学者達が身近な友達のように感じられる1冊です。

 

どちらも、指定参考文献です。この2冊を手元に置くことでレポートは格段に良いものになります。メディアセンターでも借りられますよ!

 

そして、この手順で作成しよう!

まず、先に紹介した参考文献を読みます。選択した著者の部分だけで構いません。私が選択したプラトンは参考文献1は僅か20頁弱、参考文献2は100頁です。20分もあれば読めます。
 

その上で、選択した著作を読みます。その後、テーマを決め問いを立てて論じます。

 
例えば、私は、プラトンの徳(アレテー)をテーマとして選びました。「徳(アレテー)は教えることが可能か」という問いを立て、幾何学問題の対話などを通じて、徳を教授する難しさなどからマニュアル教育の是非などを論じました。
 
科目試験に関しては、再度記事を書きますが、この参考文献2冊は試験でも使えます!
 

注意したこと

 

内容はもちろん大切ですがレポートの形式にも注意を払いました。履修要項でも引用方法や脚注の入れ方を正確に行うよう指示しています。少しでも迷ったらこの本で調べましょう。

 

河野哲也著『レポート・論文の書き方入門』第3版 慶應義塾大学出版

 

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