東京の井戸

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【スマホ中毒】ついスマホをいじってしまうたった1つの理由【解決法も】『モチベーション大百科』書評

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 「つい本を読んでしまう」とか「つい仕事をしてしまう」ということはないのに、

ついスマホをいじってしまうのは何故か。

『モチベーション大百科』から考えました。

こんにちは。スマホ、いじってますか?

今回は、なんでスマホは「ついいじってしまう」のに

つい仕事をしてしまう」とか「つい踊ってしまう」とかはないんだろう?と疑問に思ったので調べてみました。

スマホはつい見ちゃうよね

…(スマホをいじっていて聞いていない)

『モチベーション大百科』に答えがあった

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『モチベーション大百科』を参照したら、スマホ中毒について考えるヒントがありました。

調査の協力者に24枚入りのクッキーの箱を渡します。

Aチームの協力者には…むき出しでクッキーが入っている箱を渡した

Bチームの協力者には…1枚1枚、クッキーが個包装されている箱を渡した

Aチームは平均6日間でクッキーを完食し、Bチームは平均24日でクッキーを完食した

『モチベーション大百科』

 ここから同書は「行動アクションの数が減ると行動が早まり」「必要アクションの数が増えると行動がゆっくりになる」と結論づけています。

ハードルが低い動きに流れやすいってことか

 

必要アクションが圧倒的に少ないスマホいじり

スマホをいじるのに必要なアクションは、他に比べて圧倒的に少ないのです。

ポケットに手を入れ、スマホを取り出すだけで勝手にロックが解除されてすぐ使える、という機種すらあります。

驚異の1アクション

 

必要アクションが多い「読書」や「仕事」 

それに対して「読書」や「仕事」は少なくとも数アクションが必要です。

カバンを開ける→本を取り出す→カバンを閉じる

それぞれのアクションもスマホをポケットから取り出すのに比べると格段にハードルが高いですよね。

電車の中でこの一連の動作をすると考えるだけで気が滅入ります。カバンがバックパックだったらもはや悲劇です。

仕事なんてもっと大変ですね。メールのチェックと返信をパソコンでやる場合、

カバンを開ける→パソコンを出す→カバンを閉じる→Wi-Fiルーターかテザリングをオンにする→ネットに繋ぐ→メールを起動する

これだけで1駅くらい経ちそうです。

僕は手が多いから素早くできるけどね

 

スマホ中毒を治す具体的な方法

さて、ここまででスマホ中毒を治す方法がわかりましたね。

スマホをいじるハードルを高くすればいいんだね

その通り

具体的な方法を検討してみます。

 

スマホをカバンの奥底にしまうようにする

これは『モチベーション大百科』で取り上げられている方法です。

ポケットや、女性であればハンドバックの一番手に取りやすい場所にスマホを入れている人が大半だと思います。

これをカバンの一番奥底に変えます。

スマホを取り出すにはポーチとかパソコンとか本とかポケットティッシュとかを掻き分けないといけないようにするわけです。

今すぐできそうだね

 

交通系ICカードをスマホと分離する

最近、Suicaなどの交通系ICカードをスマホと一体化する人が増えてきました。

iPhoneなんかはそもそも端末にカードが入りますし、

ICカードを入れられるケースも多いですよね。

でもよく見ていると、改札にタッチするついでにスマホをいじる人が多いのも事実。

SuicaとiPhoneは思い切って分離し、Suicaだけを手に取りやすいところにしまいましょう。

 

【iPhone】「スクリーンタイム」を 活用する

iOS12で、iPhoneには端末をいじる時間を制限したり、自分がどのくらいスマホを触っているのか知ることができる「スクリーンタイム」が導入されました。

これを使って、寝る時間以降はアプリを起動できないようにしておけば、

スマホをいじっていてついつい夜更かししてしまうことも無くなりそうです

スマホを出してる会社がスマホの利用を制限する機能を開発したっていうのが面白いね

ちなみに管理人の今週のスクリーンタイムがこちら。

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悲惨

 

代わりにすることのハードルを低くする

「スマホをいじる」という普段の習慣を辞めるわけですから、

代わりに何か別のことを習慣づけるのが良いでしょう。

手持ち無沙汰になったら、結局スマホに手が伸びてしまうかもしれないからね

例えば本を読むという習慣なら、

スマホの代わりに本を取り出しやすいカバンの一番上に置いておくと良いですね。

 

パスワードを32桁の半角英数字にし、指紋認証や顔認証を切る

説明の必要はありませんね。スマホを見る頻度が10分の1くらいになります

清々しいほどのパワープレイ

 

おわりに

スマホは暮らしを便利にするものなはずなのに、

気づけば暮らしがスマホに左右されている、というのでは本末転倒です。

賢い使い方を身に付けたいですね。

 

紹介した本

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